ライフプランと個人資産の管理アプリ・フォーチュンポケット
目次
子どもが将来大学に入学することになった場合、どの程度の費用がかかるかご存知ですか?
子育てをしていると、常に今のことで手一杯で先のことまで考える余裕を持てないという家庭も多いかもしれませんが、教育資金の準備はできるだけ早くから始めた方が良いと言われています。特に大学の学費は高額で急に準備をするのは難しいため、できるだけ子どもが小さいうちから貯蓄を始めるのが理想です。
まずは、大学の入学金や授業料がどの程度かかるのかを見てみましょう。
国公立大学の授業料については、文部科学省が各大学の入学金や授業料を発表しています。ここでは、その平均的な額をご紹介します。
国立大学
・入学金:282,000円
・授業料:535,800円
公立大学
・入学金:(地域内)230,347円(地域外)393,618円
・授業料:538,633円
私立大学の入学金や授業料は、学校によって差がありますが、ここでは各家庭で実際に納入した金額の平均をご紹介します。
私立文系学部
・入学金:234,763円
・授業料:916,100円
私立理系学部
・入学金:256,208円
・授業料:1,262,125円
私立医科歯科系学部
・入学金:1,013,054円
・授業料:3,779,874円
子どもを大学に通わせるには、私立はもちろん国公立でもまとまった資金が必要になります。この高額な費用を用意するためには、子どもが小さいうちに貯蓄を始めるのが理想です。
ではここで、今から大学費用を準備するためには毎月いくらずつ積み立てると良いのかを、資産管理アプリを使ってシミュレーションしてみましょう。
今回は、私立文科系を想定して作成してみます。まずは、先述の平均額から入学金+授業料4年分を算出します。
入学金234,763円 +(授業料916,100円 × 4年分)= 約413万円
資産管理アプリでライフイベント「教育」を選択し、「大学入学費用」として413万円を設定します。
Fortune Pocketでライフプランを立てる際はご自身で金額を入力して登録することも可能ですが、ざっくりとした予算を立てたい方はあらかじめ設定されている金額を使うと簡単にライフプランが立てられます。
下記の想定で積み立てる貯蓄プランを立ててみます。
いま3歳の子どもが18歳の4月になるまでに413万円を貯めることができるかどうかを、アプリでシミュレーションしてみます。まずは、月間貯蓄額を2万円と仮定して見てみましょう。
毎月2万円ずつ15年間貯めると設定した場合、18歳の4月の時点で53万円不足する計算になりました。
そこで、月間貯蓄額を3万円に増やしてみます。
毎月3万円ずつ15年間貯めた場合は、18歳の4月の時点で127万円のプラスになる計算になりました。実際には入試対策の塾費用なども必要になる場合があるので、余裕のある貯蓄プランを立てておく方が安心です。
次に、下記の想定で積み立てる貯蓄プランをアプリで作ってみます。
資産管理アプリでは、貯蓄開始時期なども自由に変更しながらシミュレーションすることができます。今度は、いま8歳の子ども18歳の4月になるまでに413万円を貯めることができるかを、アプリでシミュレーションしてみます。まずは、月間貯蓄額を3万円と仮定して見てみましょう。
毎月3万円ずつ10年間貯めた場合、18歳の4月の時点で53万円不足する計算になりました。
次に、月間貯蓄額を4万円に増やしてみます。
毎月4万円ずつ10年間貯めた場合、18歳の4月の時点で67万円のプラスになる計算になりました。
今回は、資産管理アプリFortune Pocketを使って貯蓄プランを立ててみました。Fortune Pocketは、自分の資産やライフプランに合わせた貯蓄プランなどを管理できる便利なアプリです。一度情報を登録すると、思い立ったときや、家族構成が変わったとき、ライフプランが変わったときなどに簡単に貯蓄プランのシミュレーションをすることができます。利用は無料なので、ぜひ試してみてください。
<参考資料>
文部科学省
「平成30年度学生納付金調査結果」
「平成28年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」
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